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2026.9.28更新

チワワのご飯の量は何グラム?月齢別・体重別の目安と調整方法を解説

「チワワに今の量を与えていて大丈夫かな」「3ヶ月なら何グラムが適切なのだろう」

チワワは超小型犬のため、わずか数グラムの差でも体重や体調に影響することがあります。

結論として、チワワのご飯の量は体重・月齢・運動量によって変わります。

まずは早見表で目安を確認し、その後に体型や成長状況に合わせて調整することが大切です。

この記事では、月齢別・体重別の給餌量の目安から、ご飯の量が合っているかを見極める方法まで詳しく解説します。

本記事は獣医師/ペット系企業 専属獣医師の西岡優子先生が監修しています。

チワワのご飯の量はどれくらい?まずは月齢別・体重別の早見表をチェック

一般的なチワワ(成犬時2〜3kg程度)を想定した、月齢別・体重別の早見表で、まずは「うちの子なら何グラムくらいが適量なのか」を確認してみましょう。

ただし、フードによって100gあたりのカロリーが異なるため、あくまでも一般的な子犬用ドライフード(約390〜410kcal/100g前後)
を基準にした目安です。

月齢別のご飯量早見表

月齢 体重目安 1日の給餌量目安 回数目安
2ヶ月 0.5〜0.8kg 40〜55g 4回
3ヶ月 0.7〜1.1kg 45〜60g 3〜4回
5ヶ月 1.1〜1.6kg 50〜65g 3回
6ヶ月 1.3〜1.9kg 45〜60g 2〜3回
9ヶ月以降 1.7〜2.9kg 40〜50g 2回

体重別のご飯量早見表(成犬目安)

以下は、一般的な成犬用ドライフード(400kcal/100g程度)を基準にした目安です。

体重 1日の給餌量目安
2kg 35〜44g
2.5kg 41〜53g
3kg 48〜60g
3.5kg 54〜68g
4kg 60〜74g

子犬は成長のために多くのエネルギーを必要とするため、同じ体重でも成犬より多く食べます。

そのため、「体重だけ」で判断せず、「月齢」と合わせて確認することが重要です。

獣医師 西岡先生の解説:
子犬期のチワワの場合、2〜4か月齢は「1日量をしっかり確保しつつ、小分けにする」のがポイントです。超小型犬の子犬は一度に食べられる量が少なく、低血糖にも注意しなければならないため、2か月=4回、3か月=3〜4回、4〜5か月=3回、6か月以降=2〜3回を目安に食事の回数を分ましょう。

チワワのご飯の量が決まる3つの基準

「3ヶ月なら何グラム?」「2kgなら何グラム?」と調べると、さまざまな数字が出てきて迷ってしまうかもしれません。

チワワのご飯の量は、主に「体重」「月齢」「運動量」の3つで決まります。

なお、子犬と成犬では優先して見る基準が異なります。

  • 生後10〜12ヶ月頃までの子犬 → 月齢を優先
  • 生後10〜12ヶ月頃以降の成犬 → 体重を優先

子犬は成長のために多くのエネルギーが必要なため、同じ体重でも月齢によって適切な量が変わります。
一方で成犬は成長が落ち着くため、体重や体型を基準に調整するのが基本です。

また、月齢と体重以外に、運動量でご飯の量を決める考え方も忘れずに。

それぞれの基準を具体的にみていきましょう。

月齢によって必要な栄養量は変わる

子犬期は骨や筋肉が急速に発達する時期です。

そのため、体重が同じでも成犬より多くのカロリーが必要になります。

特に2〜6ヶ月頃までは成長スピードが速く、ご飯の量を急に減らしてしまうと発育に影響する可能性があります。

9ヶ月頃になると成長が緩やかになり、成犬量へ近づいていきます。

体重によって必要なカロリーは変わる

チワワは小柄な犬種ですが、2kgと3kgでは必要なエネルギー量に大きな差があります。

例えば.一般的な成犬用ドライフード(400kcal/100g程度)を基準にした場合では、

  • 2kg前後なら35〜44g程度
  • 2.5kg前後なら41〜53g程度
  • 3kg前後なら48〜60g程度

が目安です。

超小型犬は体重の増減が目立ちやすいため、5g程度の違いでも体型に影響することがあります。

運動量や生活環境でも変わる

同じ体重・月齢でも必要量は一定ではありません。

例えば、

  • 散歩時間が長い
  • 家の中で活発に遊ぶ
  • 多頭飼育で運動量が多い

といった子は消費カロリーが増えます。

一方で避妊・去勢後は代謝が落ちやすく、以前と同じ量を与えると体重が増えることがあります。

実際のお迎え相談でも、現在の体重や親犬の体格を確認しながら食事量を調整するケースは少なくありません。

獣医師 西岡先生の解説:
子犬期の給餌量は成長とともにずっと増え続けるわけではありません。3〜6か月頃に必要量が多くなり、その後は成長速度が落ちるため、むしろ1日量は減っていきます。
また、成犬のチワワでは、年齢や体格、活動量、生活環境などによりご飯の適正量は異なります。

【月齢別】チワワのご飯の量の目安

子犬の頃に重要となる、月齢ごとの特徴と調整ポイントを確認しておきましょう。

チワワの2ヶ月のご飯の量

2ヶ月頃はお迎え直後の子が多い時期です。

1日の給餌量は40〜55g程度が目安となります。

消化器官がまだ未熟なため、

  • 1日4〜5回に分ける
  • 急なフード変更を避ける
  • 食欲や便の状態を確認する

ことが大切です。

チワワの3ヶ月のご飯の量

3ヶ月頃は45〜65g程度が目安です。

食欲が安定してくる子も増えますが、成長スピードには個体差があります。

毎週体重を測定し、順調に増えているか確認しましょう。

チワワの5〜6ヶ月のご飯の量

5〜6ヶ月頃は50〜65g程度が目安です。

乳歯から永久歯への生え変わりも進みます。

この時期から、

  • 1日3回→2回へ移行
  • 成犬食への切り替え準備

を少しずつ進めていきます。

ただし急な減量は避けましょう。

チワワの9ヶ月以降のご飯の量

9ヶ月を過ぎると成犬に近い体になります。

給餌量は40〜55g程度が目安です。

成長が落ち着く一方で、太りやすくなるタイミングでもあるため、給餌量は減っていきます。

体重だけでなく体型も確認しながら調整することが重要です。

獣医師 西岡先生の解説:
チワワの場合、生後2か月だから必ずカリカリのドライフードにしなければならないわけではありません。 身体が非常に小さい子、食が細い子、食べるスピードが遅い子などは、ドライフードをふやかして与えても問題ありません。生後2か月頃から少しずつ水分を減らし、1〜2週間程度かけて徐々にカリカリに移行しましょう

【体重別】チワワのご飯の量の目安

ここでは体重ごとの目安を解説します。

フードのカロリーによって必要グラム数は変わるため、パッケージ表示も併せて確認してください。

2kgのチワワのご飯の量

成犬なら35〜45g程度が目安です。

おやつを与える場合は、その分だけフードを少し減らします。

おやつの与えすぎは体重増加の原因になりやすいため注意しましょう。

2.5kgのチワワのご飯の量

40〜50g程度が目安です。

量だけでなく、

  • 肋骨が軽く触れる
  • 腰のくびれが見える

という体型も確認しておきましょう。

3kgのチワワのご飯の量

45〜60g程度が目安です。

ただし、

  • 毎日長時間散歩する子
  • 活発に遊ぶ子

では少し増やすことがあります。

逆に運動量が少ない場合は控えめに調整することもあります。

獣医師 西岡先生の解説:
チワワは超小型犬で小柄なのにも関わらず、活発な子が多いため、成犬でも低血糖を起こしやすい犬種です。
なかでも、体重が2kg以下の子はより低血糖になりやすいので、食事回数を3回にしたり、過度な運動はさせないなど、注意を払いましょう。

ご飯の量が合っているか確認する方法

早見表は便利ですが、最終的には体型の確認が欠かせません。

BCS(ボディコンディションスコア)を確認する

ご飯の量が適切かどうかを判断するときは、体重だけでなく体型も確認しましょう。

BCS(ボディコンディションスコア)は、犬の肥満度を確認するための指標です。

理想的な体型は以下の状態です。

  • 肋骨が軽く触れる
  • 真上から見ると腰のくびれがある
  • 横から見るとお腹が少し引き上がっている

反対に、肋骨がまったく触れなかったり、上から見ても体が筒状に見えたりする場合は肥満傾向が考えられます。

この状態なら適正体型と考えられるため、現在の食事量を維持する目安になります。

体重は定期的に測定する

チワワは体が小さいため、わずかな体重変化でも体型に影響が出やすい犬種です。

そのため、「見た目は変わっていないように見える」と感じても、定期的に体重を測ることが大切です。

子犬期は週1回程度、成犬は月1回程度を目安に体重測定を行いましょう。

数字の変化を記録しておくと、ご飯の量を増やすべきか減らすべきか判断しやすくなります。

ご飯が多いサイン

ご飯が多すぎる場合は、体型や体重に変化が現れます。

次のような状態は与えすぎの可能性があります。

  • 体重が急に増える
  • 肋骨が触れにくい
  • 腰のくびれが見えない
  • お腹周りがたるむ

特に避妊・去勢後は太りやすくなるため注意が必要です。

急激に量を減らすのではなく、体重の変化を見ながら少しずつ給餌量を見直しましょう。

ご飯が少ないサイン

反対に、ご飯が不足している場合も体型や成長にサインが現れます。

以下の状態が見られる場合は、食事量が足りていない可能性があります。

  • 体重が増えない
  • 肋骨が浮いて見える
  • 成長が停滞している
  • 元気がない

チワワの子犬期は成長に多くのエネルギーを必要とするため、食事量の不足が発育に影響することもあります。

特に体重が長期間増えていない場合や元気がない場合は、食事量だけでなく健康状態も含めて確認することが大切です。

もちろん、元気がないときは、食事量不足以外の病気や体調不良の可能性も考慮しておきましょう。

獣医師 西岡先生の解説:
適正量を知るには、初めの目安としてドッグフードのパッケージに書かれた「体重あたりの食事量」を与え、与え始めてから数日に1回(長くても週に1回)体重測定をして、体重の増減を確認しましょう。もし、体重が増えていればフードを少し減らし、減っていれば少し増やすという方法で体重が一定になる量を見つけます。これが、その子のフードの適正量です。

チワワのご飯に関するよくある悩み

チワワを迎えた飼い主からは、食事量や成長に関する相談が多く寄せられます。

実際のお問い合わせでも、「食欲はありますか」「現在の体重は何kgですか」「親犬の体重はどれくらいですか」といった質問が多く、将来のサイズ感や体重管理を気にする方が少なくありません。

ご飯を食べ残すときはどうする?

環境の変化や気分によって、一時的に食べ残すことはあります。

元気があり、水も飲めているなら様子を見るケースもあります。

ただし、

  • 食欲不振が続く
  • 下痢や嘔吐がある
  • 元気がない

場合は早めに動物病院へ相談しましょう。

おやつはどれくらい与えていい?

おやつは1日の総摂取カロリーの10%以内が目安です。

ご褒美として活用する場合も、与えた分だけ主食を調整すると体重管理しやすくなります。

避妊・去勢後はご飯を減らしたほうがいい?

避妊・去勢後は代謝が低下しやすくなります。

急激に減らす必要はありませんが、体重の増加傾向が見られる場合は5〜10%程度から調整を検討しましょう。

獣医師 西岡先生の解説:
犬は食事に対して、におい、味付け、粒の形状、口にしたときの舌ざわり・噛み心地などに好みがあり、繊細な子だとなかなか食べてくれない場合があります。
そこで、少食の愛犬に飼い主ができることとしては、
①ドライフードやウェットフードなど様々な種類のフードを試して、愛犬の好みのフードを探す
②ドライフードをふやかしたり、ウェットフードを潰したりなど、愛犬好みの舌ざわりや硬さにしてあげる
③ウェットフードを人肌に温めたり、ドライフードをふやかしたり(野菜スープや犬用ミルクなどでふやかしてあげてもよい)して、ニオイを立たせて愛犬の食欲を増してあげる
④フードにお気に入りのオヤツなどを砕いてトッピングしてみる
などです。

まとめ:チワワのご飯の量は「体重・月齢・体型」の3つで判断しよう

チワワのご飯の量は、体重だけで決まるものではありません。

月齢による成長段階や運動量、現在の体型も含めて判断することが大切です。

まずは早見表を参考に目安量を確認し、そのうえで体重測定やBCSを活用しながら調整していきましょう。

数字だけに頼るのではなく、愛犬の体型や成長の様子を定期的に確認することが、健康管理への近道です。

獣医師 西岡先生の解説:
チワワに適切な給餌量を与えることは、理想体重が維持でき、長生きと元気につながります。
これは、数々の調査研究からも明らかになっていて、「肥満の犬ほど寿命が短かった」や、「犬種に関係なく、全ての肥満犬が正常な犬と比べて寿命が短かった」などの報告がされているのです。
「うちの子は食いしん坊だから、ご飯は多めにしてあげたい」という飼い主さんの気持ち、すごく分かります。また、愛犬ちゃんがキラキラした目で「もっとちょうだい」と見上げてくると、ついついおやつをあげたくなっちゃいますよね。
しかし、太りすぎると、体を支える関節や心臓への負担が多くなり、糖尿病などの病気のリスクも上がります。
ですので、愛犬ちゃんの健康のためにも、適切な給餌量と、おやつは1日の総摂取カロリーの10%以内を目安にし、理想体重を維持するようにしましょう。
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西岡優子

監修者

獣医師西岡優子

2009年に北里大学獣医学部獣医学科を卒業。動物病院での臨床経験を経て、獣医師専門書籍・雑誌の出版社にて編集業務に従事。

2018年からは再び動物病院で獣医師として勤務しながら、ペット関連企業の商品開発や商品監修にも携わる。

獣医師国家資格のほか、ペット栄養管理士、ドッグライフアドバイザーの資格を保有。獣医画像診断学会、日本ペット栄養学会に所属している。