2025.10.01
トイ・プードルの相場額は?価格が変わるポイント5点
愛らしい見た目と活発な性格が特徴のトイ・プードルは、日本でも人気を集めている犬種のひとつです。街を歩いていて散歩中の子と飼い主を見かけた方も多いのではないでしょうか。
トイ・プードルは人気の高い犬種のため多くのペットショップで取り扱われていますが、価格がそれぞれ異なります。この変動要素を知っておけば、相性のいい子をお迎えするのに役立ちます。
今回はトイ・プードルの価格変動要素と、その判断材料となる相場額について解説しますので、これから新しい家族をお迎えしようとしている方は参考にしてください。
トイ・プードルの価格相場
トイ・プードルの価格相場は、20〜40万円といわれています。しかしこれはあくまでも目安であり、実際は前後している場合がほとんどです。価格相場自体、市場の人気によって左右されます。また、購入先でも価格が異なる場合があるため、注意が必要です。
トイ・プードルの価格変動に関係する要素
トイ・プードルの価格は複数の要素により構成されています。価格相場に幅があるのはそのためです。この変動要素は個体ごとの健康状態なども含まれているため、相場と併せて知っておけば購入前に異変に気づけるようになります。
トイ・プードルの価格変動に関係する要素について解説するので、こちらも参考にしてください。
毛質や毛色
トイ・プードルの価格変動要素のうち、わかりやすいのが被毛の性質や毛色です。主に人気が高いものやいわゆるレアに当たる毛質や毛色は、高くなる傾向にあります。
- 人気の毛質:柔らかすぎずしなやかで量が多い
- 人気の毛色:アプリコット・レッド・クリーム
- 希少な毛色:シルバー・ブラウン
これらの毛質や毛色の子は、通常よりも数万円高くなる傾向にあります。ほかより少し価格が高い子がいる場合は、毛質や毛色を確認してみましょう。
性別や年齢
トイ・プードルは性別で性格の傾向が異なり、おとなしくサイズが小さめなメスの方が人気が高い傾向にあります。とはいえ、この特徴はあくまでも傾向です。女の子でも活発な子や大きめな子はいます。
飼いやすさは性別や性格よりも飼い主との相性で決まるため、あくまでも目安程度にとらえておきましょう。
また、年齢も価格に関わる要素です。犬も猫も年齢や月齢が若いほど高く設定されます。生後2か月が価格のピーク値です。ここを超えてから徐々に価格は下がっていき、1歳ごろになると10万円を切る価格で販売されることもあります。
年齢が若いほどしつけもしやすいですが、これもまた飼い主との相性に左右されます。お迎えする子を探す際は、年齢や価格よりも一緒に快適に過ごせるかに重点を置いて考えましょう。
外見
トイプードルは一見すると同じように見えるかもしれませんが、一匹ずつ顔立ちやサイズが異なります。これも価格に影響する要素です。具体的には、以下の特徴を持っている子ほど高額になる傾向にあります。
- 体格:成犬時の体高が24cm程度
- 歯並び:出っ歯や受け口などの不具合がない
- マズル:鼻先から口までの長さが短め
- 目の形:まん丸
トイ・プードルは名前の通り、ぬいぐるみのような愛くるしい見た目が人気の犬種です。そのような特徴をとらえている子は、ほかの子よりも数万円ほど高額で販売されます。
健康状態
犬や猫は月齢が若くても遺伝性の疾患などを抱えていると相場よりも安い価格で販売されることがあります。この場合、10万円前後の安い価格で販売されていることが多いため、該当する価格で販売されている子がいたらまずは健康状態をチェックしましょう。
子犬自体に問題がなくても、親犬が病気を持っている場合もあります。確認の際は子犬だけでなく、その親犬の健康状態も欠かさず確認してください。
血統
血統書は犬や猫が純血であることや、祖先の情報が分かる資料です。血統書があると遺伝病の有無などが分かるため、ついている子はその分高い価格で販売されます。特に、ドッグショーなどで優秀な成績を収めた子や、そうした犬が祖先にいる子は高額になりがちです。
成績や血統によっては、数百万円もの価格が付くこともあります。
なお、血統書は絶対に必要なものではありません。ドッグショーなどの出場を目的に購入するような場合でない限り、不要なものです。血統書がなくても健康な子はたくさんいます。お迎えする子を選ぶときは、今の健康状態や将来の懸念点がないかなどのポイントを中心にチェックしましょう。
まとめ
トイ・プードルはかわいらしい見た目と性格が特徴の犬種で、日本でも多くの支持を集めています。相場の価格帯は大きく開いているわけではありませんが、さまざまな要素によって変動するため、購入の際は注意しましょう。
あまりにも価格が高い・低い場合、ほかの子にはない特徴を持っている可能性があります。安易にお迎えすると、お互いが不幸になる結果につながりかねません。お迎えする際はお互いの相性を第一に考えながら検討してください。
