2025.06.18

猫のしつけスプレーとは?使い方と選び方

猫のしつけは難しいこともあり、好ましくない場所での粗相や爪とぎを繰り返されることもあります。今まさにしつけの問題で頭を悩ませている方もいるのではないでしょうか。

そんな方におすすめしたいのが、猫用のしつけスプレーです。しつけスプレーはうまく使えば猫との信頼関係を壊さずに、好ましくない場所や行為を伝えることができます。ここでは、猫のしつけスプレーがどういうものなのかを解説しつつ、使い方のポイントを取り上げます。

猫のしつけスプレーとは

猫のしつけスプレーとは、猫が嫌う匂いや味が付いたスプレーです。猫が嫌いな香りや味をつけることで、猫が入ってほしくない場所や誤飲の恐れのあるものに近づくのを防ぐ効果が期待できます。

人と猫はコミュニケーションできますが、限界があります。安全かつ正しいしつけ方に沿って間違っていることを伝えるためには、このようなグッズの活用も必要です。何度しつけても粗相や爪とぎ・入ってほしくない場所への侵入が直らない場合は、しつけスプレーの活用も検討しましょう。

しつけスプレーの使い方

しつけスプレーは、猫に近寄ってほしくない場所に噴射して使います。なめたり噛んだりしてほしくないものには、においだけでなく猫が苦手な味が付いているものが効果的です。

使用する前に吹きかけたい場所をきれいに掃除しておくと、香りの効果を際立たせられます。また、猫がスプレーに反応したら、正しい場所に導いてあげましょう。粗相ならトイレに、爪とぎしようとしたなら爪とぎ器に誘導してあげてください。

しつけスプレーを使うときの注意点

うまく活用すれば猫が自然と近寄ってほしくない場所やものを避けるため便利ですが、部屋中に使ってしまうと猫の動きが過度に制限されてしまいます。運動不足やストレスによる症状を招きかねないため、使うときは適量を守って活用しましょう。

しつけスプレーによっては、猫に直接吹きかけられるものもあります。しかし、この使い方はあまりおすすめしません。猫に直接吹きかけてしまうと、飼い主に嫌がらせをされたと思われて、信頼関係が築けなくなってしまいます。

猫のしつけスプレーは、猫の体などに触れないよう注意しながら使いましょう。使うときは周囲に猫がいないかをよく確認してから使ってください。

猫のしつけスプレーの選び方

猫のしつけスプレーには、さまざまな種類があります。適切に使いこなすには、使いたい場所やものにあわせて選ばなくてはなりません。しつけスプレーの使い方を解説するので、購入するときの参考にしてください。

猫の嫌がる香りを選ぶ

しつけスプレーは酸っぱい香りやミントのようなスースーする香りなど、さまざまな種類があります。また、猫が嫌がる香りも猫ごとに違うため、きちんと嫌がる香りを選びましょう。例えばミントは多くの猫が嫌がる香りですが、まれに平気な子もいます。普段の様子をよく観察して、嫌がりそうな香りを選んでください。

また、意外と忘れられやすいのが、飼い主本人の香りの好みです。匂いに敏感な方や、特定の香りに強い苦手意識がある方の中には、しつけスプレーの香りで気分が悪くなることもあります。これでは本末転倒です。スプレーを選ぶときは、猫だけでなく自分や同居の家族との相性も考慮しましょう。

口に入れられると困るものには苦味が付いているものを

口に入れられると困るものや、噛み癖のある子の場合、匂いだけだと効果が不十分になることもあります。噛み癖や舐め癖をしつけたい場合は、匂いだけでなく味の付いているタイプを選びましょう。

猫は苦みを嫌う傾向にあります。爪や粗相よりも誤飲や牙によるトラブルが気になる場合は、苦味付きタイプを選んであげてください。

持続性が欲しい場合はジェルタイプがおすすめ

しつけスプレーにはジェルタイプもあります。液体タイプに比べて効果が持続しやすく、塗りなおしの手間を軽減できるのが特徴です。便利ですが、手で塗布する必要があります。

手軽に使いたい場合は液体タイプを、特定の場所や物に近寄ってほしくない場合はジェルタイプを使いましょう。使い分けのために2種類のスプレーを用意しておくのもおすすめです。

犬もいる場合は犬猫用を

犬と猫では、苦手なものが異なります。猫用のしつけスプレーだと、猫には効果があっても犬にはいまいちな場合も珍しくはありません。キッチンなどの犬猫共通で入ってほしくない場所などを教えるために使う場合は、共通で使えるタイプのスプレーを選びましょう。

まとめ

猫用のしつけスプレーは、うまく使えば猫との信頼関係を維持しつつ、近づいてほしくない場所や好ましくない行為をしつけられます。効果的に使いこなすには、スプレーの匂いや効果・剤型などに注意しながら選ぶ必要があります。

しつけスプレーの使用を検討する際は、しつけの目的と猫との相性をよく考えたうえで選択しましょう。

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