2025.08.27
マンチカンの値段が変わる要素とは?
愛らしい見た目から、猫に詳しくない方にも知られている品種が、マンチカンです。マンチカンは猫によって異なる状態によって価格差がある品種で、一見すると同じように見える子でも、価格が大きく異なることも珍しくはありません。
今回は、マンチカンの価格相場と相場額が大きく開く理由を解説しつつ、価格が変化する要素と、高くなりがちな特徴について解説します。これから猫ちゃんを新しい家族として迎え入れたいとお考えの方は、ぜひご覧ください。
マンチカンの価格相場
マンチカンの価格相場は、子猫と成猫で分けると以下のようになります。
- 子猫:12~50万円
- 成猫:5~30万円
猫の販売価格は基本的に、生まれてから日にちが浅ければ浅いほど高くなる傾向にあります。これは、子猫から家に迎え入れたいと考える方が多いためです。そのため、成猫になると価格が一気に低下します。
成猫でも飼い主さんとの相性がよければ、お互い快適に過ごしている例もたくさんあります。お互いの相性を重視するなら、成猫も視野に入れてお迎えする子を探すといいでしょう。
マンチカンの販売価格が変わる要素
価格相場を見ると、同じ品種でも桁が変わるほど価格差が開いていることが分かります。これは、マンチカンが人気を集める要素である特徴が深く関係しています。購入する際に適切な価格かどうかを判断するためにも、販売価格が変わる要素をおさえておきましょう。
足の長さ
マンチカン最大の特徴である短い足は、必ずしもそうなるとは限りません。マンチカン同士で比較すると、足が長めな子がいます。こうした子は足が短い子に比べて価格は安くなりがちです。
これは、マンチカンを飼おうとしている方の多くが、足の短い子を選んでいることが関係しています。健康状態などには影響があるわけではないため、見た目にあまりこだわりがないなら足が長めの子を選ぶのもいいでしょう。
耳のタイプ
マンチカンには垂れ耳の子と立ち耳の子がいます。耳の形状によっても顔立ちが異なり、伝統的な見た目としては立ち耳の方が該当します。
一方、垂れ耳の子はスコティッシュフォールドとのかけ合わせで生まれた子がほとんどです。このタイプの子は「折れ耳マンチカン」の名称でよく取り扱われています。愛くるしい見た目で人気を集めるタイプですが、交配上健康的な問題があるという意見もあり、頭数は少なめです。
マンチカンとしては立ち耳がスタンダードですが、見た目や珍しさから垂れ耳タイプの子の方が高い価格が付けられていることもあります。
価格差はありますが、どちらも愛くるしい見た目をしていることに変わりありません。特に見た目にこだわりがなければ、相性のいい子を選ぶといいでしょう。
被毛の特徴
マンチカンには長毛種と短毛種があり、この違いでも価格差が発生します。長毛種は数が少なくふわふわとした毛並みから、高い人気を誇る分価格は高くなりがちです。
また、価格差は被毛の色によっても変化します。マンチカンの毛色はバリエーション豊かでさまざまな色合いがあります。そのなかでも人気の高いクリーム系や希少なレッド系、特に鮮やかかつ均一な色合いの子は高額になる傾向にあります。
柄や模様がある場合は、それがいかにはっきりしているかでも変化します。配色も関係するため、同じ色や柄でも価格が変動する点に注意しましょう。
血統書
猫や犬は血統書が付いていると価格が高くなりますが、マンチカンは純血種がほとんどのため、血統書はほとんどの子が付いています。例外は、スコティッシュフォールドとの交配である垂れ耳マンチカンくらいです。
そのため血統書が付いているからといって大きく価格が変動するというわけではありません。ただ、血統にショーや品評会の受賞歴がある猫がいると、その分費用が高額になります。
見た目などが他とほとんど変わらないのに価格が異なる子がいたら、血統書を確認するといいでしょう。
入手経路で価格が変化する場合も
マンチカンはペットショップだけでなく、ブリーダーや保護猫施設でも扱われています。これらの入手経路によっても価格は変化します。
例えば保護猫施設などで受け入れる場合、店舗よりも大幅に安い価格で譲渡されますが、保護期間中のお世話にかかる費用を請求されることがあります。また、施設によっては譲渡に条件を設けている場合もあるため、注意が必要です。
ペットショップの場合、購入費に加えてペット保険などの費用が発生する可能性があります。マンチカンをお迎えしたいと考えている方は、入手経路ごとに異なる価格の変化や追加料金に注意しましょう。
まとめ
マンチカンはその愛くるしい見た目から、たくさんの人たちから支持されている品種です。お迎えする際は、見た目によって価格が変わることを頭に置きながら選択しましょう。また、猫との相性を重視するなら子猫だけでなく成猫も視野に入れることをおすすめします。
