
お探しのマンチカンは見つかりませんでした。
お探しのマンチカンは見つかりませんでした。
マンチカンは短い脚でよちよち歩く姿が特徴的な猫です。名前はオズの魔法使いに登場する名前から付けられており、「可愛い子・小人」といった意味があります。独特の容姿と可愛らしさから、爆発的な人気を博しました。
1940年代イギリスで突然変異種として発見され、本格的にブリーディングされたのは1980年代です。今はマンチカンだけでなく、そのミックス種も多くの人達から愛されています。
真っ先に挙げられる特徴に短い脚があります。脚は短いですが筋肉が発達しており、ジャンプ力などはほかの猫と比べても見劣りしません。短い脚で小回りを利かせて走る姿が愛らしい猫です。
そんな短い脚が特徴的なマンチカンですが、足の長さで3種類に分けられます。
・一番足が長いスタンダード(足長)
・最も脚が短くラグにお腹が付いてしまうほどのラグハガー(短足)
・上記2種の間の長さのスーパーショート(中足)
マンチカンは足が短ければ短いほど高値で取引される傾向があります。
好奇心活発な子が多い傾向にあり、警戒心よりも好奇心が勝ってイタズラする子も珍しくはありません。子猫の時期は走り回る子も多いです。
柔軟で比較的おとなしい性格でもあり、ほかの猫やペットとも良好な関係を築けます。
穏やかで人間やほかのペットとも慣れやすい反面、臆病な面もあります。
しつけの場面では大声で叱るなどの行為は避けた方がいいでしょう。
マンチカンの毛色にはバリエーションがあります。
・クリーム色や白
・黒や茶色
・レッド・ブルー
・シルバー
淡色だけでなく、複数の色を持つ子も多い猫種です。
・三毛
・縞模様
・斑点
また、長毛種・短毛種ともに存在しています。毛色や毛の長さによる性格や習性の変化はほとんどありません。お手入れの際に違いが出る程度です。
マンチカンは長毛種と短毛種がいるため、毛の種類や構造に合わせてお手入れしてあげましょう。
日々のお手入れでは、ブラッシングをして抜け毛を取り除いてあげます。短毛種なら1日1回、長毛種なら1日2回が目安です。優しく、短時間で済ませて、ストレスを与えないようにお手入れしてください。
美しい毛を維持し、毛玉などを予防するためにも、定期的にサロンでトリミングしてもらうのもおすすめです。
マンチカンは人懐っこく、比較的しつけもしやすい猫種です。子猫の頃からトイレや噛み癖・歯磨きなどを根気強く教えてあげましょう。
歯磨きは毎日行うのが理想です。難しい場合でも2〜3日に1回はしてあげてください。爪切りの頻度は、爪の成長にもよりますが子猫なら1〜2週間に1回・成猫なら月に1回が目安です。どうしても嫌がられる場合は、獣医師やトリマーさんにお任せするのもいい方法です。
なお、短足のマンチカンは通常サイズのキャットタワーだと、足が届かない可能性があります。キャットタワーを設置する際は、ステップの高さに注意しましょう。短足猫向けのキャットタワーを選んであげてください。
マンチカンはオスが3~4kg、メスはそれよりも少し小さめ、もしくは一般的なサイズです。なお、足の長さによって体重推移は数グラム程度ですが変化します。一般的には、以下のような推移をたどります。
・生後2か月:600g
・生後3か月:900g
・生後6か月:1.7kg
成長に個人差があるように、猫の体重も増え方に個性があります。マンチカンの場合、1か月ごとに200〜300gずつ成長します。1歳ころには骨格がほぼ形成され、2~4kgほどの体重で成長が止まります。定期的に体重を測り、それに合わせたフードを与えるようにしましょう。
体高は足の長さによりバリエーションが異なります。短足タイプの場合、成猫になっても足の長さが約10cmと小さめです。一方、足長タイプは普通の猫と特に変わらないサイズとなります。
マンチカンの平均寿命は14歳ですが、飼育環境などにより実際は大きく変化します。いつまでも健康で過ごしてもらうためにも、食事管理や運動・デンタルケアなどに気を付けてあげましょう。
マンチカンは食欲旺盛で太りやすい子が多いため、食事管理に注意しましょう。肥満が進行すると、腰痛や関節痛の原因になる恐れがあります。特に短足タイプは椎間板ヘルニアを患う恐れがあるため、注意が必要です。
このほかにかかりやすい病気としては、以下のものがあげられます。
・膀胱結石
・結膜炎
いつまでも健康に過ごしてもらうためにも、食事や水分管理を徹底し、少しでもおかしいと感じることがあれば、すぐに獣医さんに相談しましょう。