2025.10.22
マルプーの相場額が広いのはなぜ?両親の価格との違いも解説
近年人気を集めているMIX犬のなかでも特に高い人気を誇る一匹が、マルプーです。小さい体にぬいぐるみのような見た目と高い知性から、多くの人に注目されています。このコラムをお読みの方の中には、今まさに購入を検討している方もいるのではないでしょうか。
今回はそんなマルプーの相場額と、その特徴に関連する内容について解説します。お迎えする際の参考としてお役立てください。
マルプーの相場額

マルプーの相場額は16〜60万円前後と、価格幅がかなり広めです。平均は30〜40万円前後となります。これは親の犬種がどちらも日本で高い人気を誇るためです。お迎えする際は平均値を目標に用意しつつ、ある程度余裕を持たせた方がいいでしょう。
親の犬種の相場額
基本的に犬や猫の購入価格はその子の持つ特徴により左右されますが、親の要素が強く反映されることもあります。そのため、両親の犬種の相場額を知っておけば、価格変動が大きくても価格相応かどうか判断できるようになります。マルプーの場合は、以下の2種類です。
- マルチーズの相場額:20~60万円
- トイプードルの相場額:20~40万円
親に当たる犬種の相場額を見ると、マルプーの相場額とほぼ重なることが分かります。MIX犬は相場額が分かりにくいことがありますが、このような場合は親となる犬種について調べてみましょう。
マルプーの価格が変動する要素

マルプーの価格は、さまざまな要素で変動します。ほかの子よりも明らかに高いまたは安い子がいたら、以下の要素が関係していないかチェックしてみましょう。
性別
犬は全体的に、女の子の方が大人しく攻撃性が低いイメージを持たれています。また、ブリーダーが繁殖に使うため、女の子の方が価格が高くなりがちです。これはマルプーも例外ではありません。
しかし、犬の攻撃性や飼いやすさは、一匹ずつ異なる個性が関係しています。女の子だからといって、必ずしも飼いやすいとは限りません。また、ペットショップで大人しいといわれている子でも、飼い主との相性によってはうまくいかないこともあります。
性別は価格に影響しますが、飼いやすさなどへの影響はほとんど関係ないとみていいでしょう。お迎えする際は、お互いの相性を重視して選んでください。
年齢
犬や猫のしつけは、月齢が若ければ若いほどしやすいといわれています。そのため、多くのペットショップでは生後半年以内の子は成犬よりも高い価格で取引されています。マルプーも同じです。
しつけの手間を軽減したい場合や、MIX犬ならではの楽しみである成長途中の変化を味わいたい場合は、多少高くても子犬をお迎えした方がいいでしょう。安いからといって成犬を安易にお迎えするのはおすすめできません。
なお、成犬でも飼い主さんとの相性がいい場合は、お互い快適に過ごせることもあります。成犬だから一緒に暮らしづらいとも限らないのが、犬との生活です。もし相性のいい子がいたら、成犬でも検討してみるといいでしょう。
顔立ち
顔立ちがきれいな子は価格がその分高くなる傾向にあります。何をもって顔立ちがいいかは犬種や流行によって異なります。マルプーの場合、マルチーズ寄りのマズルが短めな子や目が大きくバランスのいい子が好まれるようです。
ただ、MIX犬は同じ両親を持っていても個性の出方が一匹ずつ異なります。そのため、純血種ほど容姿の基準があるわけではありません。こちらも性別同様、参考程度にとらえておきましょう。
毛質や毛色
被毛の毛質や毛色も顔立ち同様価格変動に影響を与える要素ですが、マルプーの場合ほとんど影響は受けてはいないようです。毛質はマルチーズに近いストレートとトイプードルの巻き毛が主に現れますが、どちらも違ったかわいらしさがあるため、それほど価格には影響していません。
毛色は珍しい色よりも人気色の方が高額になるようです。クリームやアプリコットなどの毛色を持つ子は、ほかよりも高めに価格設定されている傾向にあります。少しほかの子よりも高めで販売されている子がいたら、まず毛色を確認してみましょう。
健康面
犬や猫は健康上問題を抱えている子はほかの子よりも大幅に安く販売される傾向にあります。マルプーも同じく、外見上特に問題がないのに安く販売されている場合は健康面をチェックした方がいいでしょう。
ペットショップの場合は店員に確認すれば必要なお世話も含めた詳しい話を聞けます。必ず確認しましょう。
健康面で問題のある子は、普通の子よりもこまめにお世話や病院に通う必要があります。安いからといって安易に購入してしまうと、お互い不幸せな状態になる恐れもあります。お迎えする際は価格にばかり目を向けず、お迎えしてお互い幸せに暮らせるかをよく考えましょう。
まとめ
マルプーはMIX犬のなかでも価格幅が広い犬種です。親の販売価格や購入価格が変動する要素を頭に入れたうえでお迎えする子を選びましょう。極端に価格が高いまたは低い子がいる場合は、必ずその理由を確認したうえでお迎えするかを判断してください。
安易な購入はお互いの不幸につながります。お迎えする際は、お互いの幸せをよく考えたうえで決定しましょう。
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