2025.09.17
ラグドールの相場価格と価格が変わる要素
ふわふわの被毛と淡いカラーが魅力的なラグドールは、人気猫種のひとつです。おとなしい性格の子が多く、初めて猫を飼う方にもおすすめの品種でもあります。
そんなラグドールですが、ペットショップやブリーダーによって販売価格が大きく異なる場合があります。これは、同じ猫種でも人気や健康状態によって価格が変化するためです。今回は、そんなラグドールの相場価格と、価格変動要素について解説します。
ラグドールの相場価格
ラグドールの価格相場は、約26万円です。猫の購入価格は年齢や健康状態などに影響を受けるため、価格の変動幅は10〜40万円と非常に広くなります。
ラグドールは人気の高い猫種ですが、需要に対してブリーダーが少なく価格が高めになりやすい品種でもあります。そのため、流通量の多い品種と比べると、平均価格も高めです。
ラグドールの価格変化に関する要素
ラグドールもほかの品種同様、価格が変動する要素があります。相場よりも高いまたは低い価格設定をされている子がいる場合は、以下の要素が関係していないかチェックしましょう。
性別
人間同様、猫や犬も性別によって性格の傾向が異なります。品種によって求められる性格や飼育環境が異なるため、それに適した要素を満たしている性別は、そうではない方に比べて高額になりがちです。
ラグドールの場合、以下の理由からメスの方が高い値段設定にされる傾向があります。
- かわいらしい見た目にマッチする性別
- 子猫を生んでほしいと思う飼い主が多い
とはいえ、その差は1〜2万円程度です。猫との生活は性別よりも相性が重要であることを考えると、ほとんど気にならない価格差といえます。
年齢
犬や猫は月齢や年齢が若ければ若いほど、高い値段を付けられます。ラグドールも例外ではありません。生後半年を過ぎた子はそれを境にどんどん価格が低下します。同じ猫種なのに価格差が激しいのは、このためです。
これは子猫から育てた方がしつけがしやすく、飼いやすくなることが関係しています。しかし成猫になったからといって、飼いにくい子ばかりというわけではありません。ペットショップで大人になった子の中にも、飼い主との相性がいい子や飼いやすい子はいます。
ラグドールをお迎えする際は、月齢や年齢にばかり目を向けずにお互いの相性に注目しながら選びましょう。広い視野で探せば、きっと素敵な子に出会えるはずです。
被毛の状態や色
被毛の状態や色は、猫や犬の価格を決める重要な要素です。ラグドールの場合、人気カラーであるブルーやシール(クリーム色ベースにこげ茶が所々に入っているカラー)は高めに設定されています。
具体的な価格差としては、ブルーはほかカラーよりも2〜3万円ほど、シールは1〜2万円程度です。ほかの要素同様、これだけなら気にならない価格差といえます。
血統
血統書は親から受け継いだ特徴や猫の健康状態を証明するものです。血統書の有無もまた、ラグドールの価格を左右します。品評会やキャットショーでいい成績を残した子孫がいる子は、その分価格も跳ね上がります。
あまりにも高額な値段設定をされている子がいる場合は、血統書を確認しましょう。また、そうでなくても血統書には遺伝病などの健康に関する情報が記載されています。血統書付きの子がいる場合は、その内容を必ず確認したうえで購入を検討してください。
健康状態
猫や犬の価格は健康状態にも影響を受けます。特に、遺伝病を持っている子は安く取引される傾向にあります。明らかに安い場合は病気などの疑いがないか必ず確認しましょう。
なお、ペットショップなどの販売主が犬や猫を譲渡する場合、健康な子を引き渡す子が義務付けられています。店舗で購入する場合、基本的には健康に問題ない子が手に入ると考えていいでしょう。
また、病気、特に先天性のものを抱えている子は、販売価格自体は安いですが、健康な子なら本来かからない費用が発生する可能性があります。特に動物病院にかかる費用は高額かつ頻繁になりがちです。安いからといって安易にお迎えするのはやめましょう。
お迎え後の出費も重要なポイント
健康な子でも、お迎え後にはさまざまな出費が発生します。購入費用にばかり目を向けていると、お世話に必要なものにかかる費用や、ワクチン代などの費用を見通してしまう恐れがあります。
ラグドールをお迎えする際は、お迎え後にかかる出費も含めて費用を検討・計画しましょう。最低限かかる費用を把握しておくと、購入価格にかけられる費用が分かりやすくなります。初めて猫ちゃんをお迎えする場合は、まず最低限必要なものをそろえてからにすると安心です。
まとめ
ラグドールは人気の高い猫種ですが、ブリーダーが需要に対して少ない分購入価格が高額になりがちです。お迎えする際は費用目安を参考にしつつ、余裕をもって資金を計算・計画しましょう。
また、費用を用意する際は購入価格だけでなく、お迎え後に必要な費用も欠かさず用意しましょう。お迎え時の思わぬトラブルや後悔を防ぐためにも、万全の体制を整えてあげてください。
