
お探しのミニチュアダックスフンドは見つかりませんでした。
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ミニチュアダックスフンドは日本でも有名な犬ですが、正式な犬種名ではありません。この犬種名が示す「ミニチュア」はサイズを指しており、正式にはダックスフンドが犬種名となります。
ダックスフンドはアナグマを狩るために生まれた犬種です。文字通り穴を掘って暮らす動物をより捕獲しやすくするために、小さく、這うような体勢でも素早く動けるように改良されました。ミニチュアダックスフンドが胴長短足の体型なのは、このためです。
ミニチュアダックスフンドはその胴長短足の体形が最大の特徴です。基本的に顔は面長で、これもまたアナグマの巣穴に顔を入れやすいように改良された結果だといわれています。優れた嗅覚を誇る鼻は基本黒ですが、まれに灰色やピンクの子もいます。
やんちゃでいたずら好きな面がある一方、精神的に余裕がある個体が多いのも特徴です。狩猟犬としての本能もあるため、遊びでストレスを解消しつつ、しっかりしつけてあげるのが飼う際のポイントといえます。
ミニチュアダックスフンドはいたずら好きな一方、精神的には余裕を持った子が多く、きちんとしつければ吠えなどの問題行動もあまり起こしません。賢く用心深いため、番犬としても優秀です。
去勢していないオスは警戒心が強く、去勢した子はシャイになる傾向があります。メスは基本おっとりしていてマイペースですが、避妊手術をした子の中には慣れない刺激に興奮してしまう子もいるようです。
ミニチュアダックスフンドの毛色は、以下3つに大別できます。
・スムース:短毛で滑らかな光沢があり、抜け毛が多い
・ロング:スパニエル種とかけ合わせた毛質で、さらさらして名前通り長い
・ワイヤー:テリア種などとかけ合わせた毛質で、眉と顎髭が長く体表は硬い巻き毛
スムースは単色と2色にまだらなどの色が混じるなどバリエーションが豊富です。抜け毛が多いためこまめにお手入れしましょう。また、ロングは毛が長い分毛玉ができやすい傾向にあります。しっかりブラッシングしてあげてください。ワイヤーはほか2種に比べると抜け毛が少ない傾向にあります。
ミニチュアダックスフンドはダブルコートの犬種で、毛が定期的に生え変わります。基本的には、トリミングは必要ありません。しかし、肛門の周りや内またなどの不潔になりやすい場所や、足が滑る原因になる足先・肉球の間の毛は、必要に応じてカットすることがあります。
また、ミニチュアダックスフンドはその体型のためおなかの毛が地面にこすれてダメージを受けることがあります。皮膚病などを予防したい場合は、おなか側の体毛を短く刈り込んでおくといいでしょう。
ミニチュアダックスフンドは狩猟犬として改良された背景があるため、高い運動能力を誇ります。毎日1時間ほど散歩させてあげましょう。公園などで体を動かす遊びをするのもおすすめです。
しつけはご褒美などを使いつつ、褒めながらやるのがポイントです。賢く自分で考えて行動できる犬種ですが、甘やかしすぎると飼い主の言うことを聞かなくなることがあります。しつけの際は適度な距離感を意識してください。
犬の大きさは体高と体重で判断しますが、ミニチュアダックスフンドは胸囲の大きさと体重で成長やサイズをチェックします。平均的なサイズは以下の通りです。
・胸囲:35cm以上
・体重:約9㎏
子犬から成犬になるまでの体重は、以下のように成長していきます。
・生後3か月:2.5~3㎏
・生後4か月:3~3.5㎏
・生後半年:4~4.5㎏
・1歳:4.5~5㎏
なお、体重はさまざまな要因で上下します。必ずしもこの通りに増加すればいいというわけではありません。平均よりも大幅に重いまたは軽いときだけ、動物病院に相談するようにしましょう。
ミニチュアダックスフンドの平均寿命は13〜16歳と、ほかの犬種に比べても比較的長生きです。18歳のシニア犬でも元気な子はたくさんいます。生育環境や個体によっては20歳近くになる子もいるようです。
とはいえ、必ずしも長生きするとは限りません。少しでも長く一緒にいるには、食事や運動量などを適切に管理する必要があります。
ミニチュアダックスフンドは胴が長いため、肥満や激しい運動や乱暴な扱いによって脊椎に負担がかかると、以下の病気にかかりやすくなるといわれています。
・椎間板ヘルニア
・変形性脊椎症
また、たれ耳で湿気がこもりやすい関係から、外耳炎にもかかりやすいといわれています。このほか、かかりやすいものとしては以下の病気があげられます。
・膝蓋骨脱臼
・骨形成不全症
・クッシング症候群
・てんかん発作
・白内障
・緑内障
・遺伝的な進行性網膜委縮
主に足腰や目などに症状が出るため、少しでもおかしいと感じたらできるだけ早めに動物病院へ連れて行きましょう。