2025.05.28
犬にしつけ教室は必要?行くべきタイミングの見極め方
しつけは家庭でもできますが、限界があります。状況によってはプロのトレーナーによる犬のしつけ教室に通った方がいい場合もあります。普段の愛犬の様子を見て、検討している方もいるのではないでしょうか。
今回は、犬のしつけ教室の必要性と、通った方がいいタイミングの見極め方について解説します。通うべき月齢等についても取り上げているため、犬のしつけにお悩みの方はぜひご覧ください。
しつけ教室に通うメリット
しつけ教室には家庭のしつけでは得られないメリットがたくさんあります。まずはしつけ教室で得られる主なメリットについて解説します。
正しいしつけを学べる
犬のしつけにはコツがあります。正しく、犬にとって分かりやすいしつけが学べるのが一番のメリットです。しつけ教室には複数のコースがあり、そのなかには犬の問題行動を矯正するものだけでなく、飼い主が正しいしつけを学べるものもあります。
正しいしつけの仕方が分かれば、教室に通い終わったあとに問題行動を取るようになっても適切な対応ができるようになります。犬との正しい関わり方を学べるのは、大きなメリットといえるでしょう。
犬と飼い主両方のコミュニティを得られる
しつけ教室では同じコースに通う犬や飼い主がいます。犬と飼い主がそれぞれコミュニティを得られるのもメリットです。
犬は同種や家族以外の人たちと交流することで、社会性を身に付けられます。飼い主は同じ問題行動や悩みを抱えた人たちと交流できます。どちらも問題行動の予防やストレス軽減に有効です。
しつけ教室に通わせた方がいいサイン
しつけ教室は必ずしも通うものではありません。正しいしつけができているなら、通わなくてもいい場所です。しかし、以下のようなサインがある場合は、プロの手を借りるためにも通わせた方がいいでしょう。
主従関係が逆転している
犬は飼い主との主従関係が大切な生き物です。飼い主が格下だと認識していると、問題行動やトラブルも起こしやすくなります。以下のような行動を取られているなら、しつけ教室に通うことも検討しましょう。
- 名前を呼んでも反応しない
- 指示を出しても反応しない
- 体を触らせない
- お腹を見せようとしない
- お腹や背中に乗ってくる
- 食事を要求する際に吠える・唸る
これらはすべて犬の方が主人だと思っているときに取る行動です。できるだけ早めにしつけ教室に通い、関係を改善しましょう。
問題行動がおさまらない
吠え癖や噛み癖などの問題行動が収まらない場合も、しつけ教室に通うことをおすすめします。このほかにも問題行動をどうしてもやめられない場合は、外部の手助けが必要です。自分達だけでどうにかしようとすると、かえって悪化する恐れもあります。プロの力を借りに行きましょう。
犬自身が危険になる行動を取る
問題行動は周りに迷惑をかける物だけではありません。散歩中に車道に飛び出すなど、犬自身が危険な状態になる行動も含まれます。このような行動を繰り返し、矯正しようとしてもうまくいかない場合も、しつけ教室に通うべきサインです。
しつけ教室に通うべき時期
しつけ教室に通う場合、いつから通うべきなのでしょうか。次はしつけ教室に通うべき時期やタイミングについて解説します。
できるだけ早めがおすすめ
しつけ教室は通う年齢や月齢が早ければ早いほど効果があるといわれています。理想としては生後2~3か月です。この時期は犬が社会生活に参加する時期であり、さまざまな事を学習できるようになります。この時期にプロと一緒にしつけやそのやり方を学ぶことで、社会生活に馴染みやすくなります。
なお、理想はあくまでも理想です。この時期を過ぎたからといって、通ってはならないという訳ではありません。
成犬でも必要なら通える
しつけ教室には成犬になってから通う子もいます。特に、子犬の頃は問題なくできたことができなくなった場合などは、プロの力を借りた方がいいでしょう。
ただ、教室によっては通える年齢を制限しているところやコースがあります。また、成犬のしつけ教室は、悩みや身につけさせたい内容により選ぶべき教室やコースが大きく変化します。犬の年齢や問題行動にあったコースがある場所を選んであげてください。
まとめ
犬のしつけは状況によってはプロの手を借りた方がいい場合があります。家庭でのしつけがどうしてもうまくいかない場合や、正しいしつけを学びたい場合は、しつけ教室に通うことも検討しましょう。
